6日(火)
休み。引っ越して3週間くらい経った。
午前中にIKEAから荷物が届く。本当はベンチだけど、テレビ台として使用するもの。組立ては比較的簡単だった。ようやくテレビとレコーダー置き場ができた。大体のものは揃った。あとは、ポットと炊飯器の置き場と鏡をどうするか。こまごましたところ。
昼頃にバスで買い物に出た。食器などの細々したものを買い集める。荷物が重くて本屋には寄れなかった。買い物は苦手。本当に必要なものは買わずに、そんなに必要でないものばかり買ってしまう。ひとりだと、持てる重さにも限界があると知る。帰ったら注文していたプロジェクターが届いていた。
レンジで具なしパスタを作って食べる。食べたいものが食べたい。お風呂に入って、テレビを見てぼんやりする。NHKで原爆の特番がやっていた。寝る前にプロジェクターで映画を観る。途中で眠くなって寝た。
人には、選択肢がたくさんあるようにみえて、本当はそんなにないのかもしれない。生まれとか、時代とか、育ちとか、環境とか、偶然。いろんなものに制限されていて、残された選択肢から選んで進む。自分で選んだはずの選択も、本当は自分では選んでいないのかもしれない。生まれたときから背負ってるものと、生きていく中で新たに増えてしまったものを抱えながら、死に向かって進むのみ。
自分は大きな勘違いをしているのだろうなと思う。思考の前提が傲慢な気がしてきた。自分には可能性があって、努力や選択次第でうまくいったはずで、うまくやれてる人たちが羨ましくて、でもその人種には絶対になれないことはどこかでわかっていて、空転するばかり。自分は本当にはずかしい。やるべきことはそれじゃない。考えるべきところもそこじゃない。
ただの自分を精一杯生きる、それが自分に唯一できること。考えても仕方ないことは考えないとか、諦めとか、受け入れるとか。人と比べても、人の目を気にしても何にもならない。自分の現実を恨めしく思うけど、それでもいきるしかない。自分で強制終了はできない。私はただひたすらわがままなだけなのだ。でも過去には戻れないので、こうなってしまった今を観察しながら、これからを生きる。